理事長 岡本康裕
当法人のWebsiteを閲覧いただきありがとうございます。特定非営利活動法人こども医療ネットワークは、2005年に「すべての子どもに適切な小児医療と快適な闘病生活を」をミッションに、下記のような思いで鹿児島県の小児医療関係者を中心に有志が集まり設立いたしました。
設立の経緯:2005年
へき地・離島に住むこども達が、高度医療を必要とする難病にかかったとき、都市部に住む我々には想像できない問題が生じます。小児医療に従事する我々は、長年そんな病気のこども達を守る方法を考えていました。今回、様々な分野の方の賛同が得られ、NPO法人こども医療ネットワークを設立することができました。このホームページで活動内容を広報し、NPO運営の基本である「共感する仲間からの支援を」を求めていきたいと思います。
最近は少子化対策大臣までいる日本ですが、社会全体として小児医療についての理解は乏しいの一言でした。医療や教育は、電気・ガス・水道などのいわゆるライフラインと同じように、日本社会の基盤であり共通資本です。教育については、義務教育として9年間無償で人材と場所を提供し、すべてのこども達の知的発達を支えてきました。一方、教育よりも重要なはずの医療分野で、小児医療は絶えず後回しにされてきたように思えます。
それに追い打ちをかけるように、日本中で小児科を目指す若手医師が少なくなっていることが報道されています。ますますへき地・離島に住むこども達の医療が心配になります。私たちは、小児科専門医が少ないへき地・離島で活動されている内科や外科などの先生方と積極的に交流し、小児医療の充実を図るとともに、都市部に来て治療しなければならない難病のこども達の闘病を支援したいと考えています。
その後、細々ながら別ページに記載しているような活動を継続してきました。2010年には内閣府から認定NPO法人として承認いただき、寄附金に対して税制優遇措置が適応されるようになりました。2020年には2回目の更新を鹿児島県に申請しております。収益事業を実施していない法人が継続的に活動できているのも、正会員、患者会員として登録いただいた方、とりわけ賛助会員として継続的にご寄付を賜った個人・法人の多くの支援者のおかげです。厚く御礼申し上げます。
法人設立から15年が経過し、小児医療事情は大きく変化してきました。進む少子高齢化に対し、政府の政策は子どもを大切に産み育てる方向へ転換し、予防接種の拡大とその経費支援は手厚くなり、感染症の管理中心であった小児医療は、予防に重点をおいた保健業務と、発達障害など生きにくい思いをしている子どもたちの支援が重要になってきています。当法人の活動内容にも工夫が求められる時代ですが、各分野の協力者と相談し、工夫し、設立当初のミッションを継続的に実践していきたいと考えております。
引き続き、ご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
法人設立から16年を経た2022年3月1日をもって、岡本康裕が理事長に就任しました。
当法人のこれまでの活動を継承し、微力ながら更に発展させるよう尽力してまいります。
引き続きのご支援をよろしくお願い申し上げます。
認定特定非営利活動法人制度(認定NPO法人制度)は、NPO法人への寄附を促すことにより、NPO法人の活動を支援するために税制上の優遇措置として設けられた制度です。
この特定非営利活動法人(NPO)は、離島やへき地など“小児医療の専門医が少ない地域に住んでいるこどもさんが、長期間の入院が必要な治りにくい病気にかかった時に、本人およびご家族が安心して闘病できるように支援することが目的です。
病気に対する不安や疑問を解消し、外泊あるいは通院にかかる負担を軽減する為の事業を行います。
すべてが皆様の共感とご協力の下に運営されます。